なんか言う

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体育会が就職に有利であることにみる部活動の目的の倒錯

私の思う部活動最大の問題は、

態度教育が前面に出て、体罰等の過剰教育がおきやすいこと。

なぜ態度教育が出てくるか。まず学校の態度教育の志向性として

社会という全体のために自己を抑制するという面が強い。

その点部活は学習に比べると集団の一員として活動するという面

が強く、集団(社会)のために自己を抑制する訓練をするのにうって

つけといえるからだろう。

 

部活動は本来はその活動自体が自主的なものとされているから(学習指導要領)、その活動動機は楽しい、自分のためになるといったことに求められるはずだが、実際には教育活動の一部として利用されるがために、集団の達成すべき目標が設定されそのために尽力することの訓練装置化している。

実際に体育会出身者が就職で優遇されることは体育会出身者が企業の構成員として優秀であることを示している、言い換えれば企業社会は体育会的教育機会を通じて学生を使える社員に訓練することを期待している。こうした事実に、部活動が自主的で自己目的的な活動ではなく、集団のなかで集団の目標達成に寄与する能力教育する場に変容していることが見て取れるように思う。